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２００３年１２月９日（火） １２月ももう９日となり年の瀬を感じさせる寒い日が続いている今日、２００２年産への出資が決定した。母にタイキマーメイド、父にアグネスワールドを持つ牝馬で、アロマに続いて２頭目の牝馬への出資となる。バランスの良い馬体でサイズ的にも適当である。また、初年度産駒となるアグネスワールドの未知の魅力を持ったその馬体に出資を決めた。母のタイキマーメイドはこの産駒で３頭目だが、全てが牝馬で、お姉さんたちは思うような成績が残せずに中央競馬を引退している。是非この仔には初勝利を願いたい。デビューまで時間はあるが、無事に成長しまずはデビューまでこぎつけて欲しいと思う。そして２００５年にはターフの主役になって欲しいと思う。 ２００４年３月２９日（月） 桜の開花と共に春本番を迎えた今日この頃、Ｔ．マーメイド０２に出資を始めてからもう３ヶ月の月日が経った。毎週の愛馬の近況を楽しみにしている現状の私。出資を決める際、少し小さめの馬体が気になっていた。２００３年５月の時点で３４６ｋｇ。しかし、今のところ順調に成長している様で、今年３月初旬には４２６ｋｇになっている。私が思う牝馬の理想体重は４５０ｋｇ前後であるため、もう少し大きくなって欲しい気もする。ここのところの調教は軽めのキャンター２８００ｍを継続して行っている。そして力強さも伴ってきたとも言われている。気性面、馬体の成長もある様子で今後もこのまま順調に成長して欲しいと思う。父譲りの勝負根性は果たしてあるのか？競走能力はあるのか？本番を迎えていない今は想像のみであり、いい方向のみを考えてしまう。あと３ヶ月余りでデビューを迎えられる２歳馬。この馬の成長具合から見れば、もしかしたら晩夏から初秋くらいにはデビューもと、愛馬の成長を願うＫＡＺＵである。 ２００４年６月２８日（月） 今年の梅雨は陽性と言われている。晴天も多く雨量の多い梅雨がこう呼ばれている。そんな蒸し暑い大樹トレーニングセンターで調整中のＴ．マーメイド０２。ここ数週間で普通キャンターにペースアップしたのもつかの間、今週は両前足の球節にごく僅かではあるが熱を持ちペースダウンを余儀なくされた。脚に負担の掛かる競走馬。成長段階では様々な障害が馬達を襲う。それを克服しながら競走馬として成長するのだ。愛馬も例外ではない。また何事も無くデビューを迎える馬は殆どいない。ペースアップした直後は反動で様々な事が起こりやすく、その後はそのペースに慣れることで階段を１段ずつ上るのである。幸いにも脚元の状態も軽傷のようで来週には元のペースに戻るのではないかと思っている。そして本格的な夏を迎え、初秋ころにはもう一回り大きく成長した愛馬になってくれる事を祈るＫＡＺＵである。 ２００４年１１月１１日（木） １１月もあっと言う間に中旬。冬に向ってまっしぐらである。愛馬のアリエルは大分前に大樹トレーニングセンターから美浦近郊に移動し、今入厩に向け一生懸命調教を積んでいる。ここの所、体も大分強くなっているようで脚元の状態も全く心配無く、素軽い動きを見せてくれている。坂路、トラックにて普通キャンターの調教も最近では１５−１５まで行えている。また、この反動も無いようである。この事から入厩の声が掛かるのも時間の問題ではないかと予測される。もう年内デビューは難しいとは思うが、年明け早々には可能かもしれない。これから寒い季節となるため、脚元の状態に十分注意しながら頑張ってもらいたいものである。頑張れ！アリエル。その勇姿を１日でも早く見せてくれ！でも無理はしないでくれ。 ２００５年１月１０日（祝） 年が明けてもう１０日が経つ。正月ムードも今日で終るのだろうか？３日開催の中央競馬も盛り上がっている中、愛馬のアリエルはトレセンで目下奮闘中である。クラブから近況コメントを見ていると、どうやら東京開催でのデビューを予定しているようだ。とは言え、未だゲート試験も受けていないだけに初日からのデビューなどは無さそうな感じである。入厩当時はスクミ気味であったアリエルも、ここのところそれも解消されつつあり、坂路での時計も出し始めた。まだ馬也でタイム的にどうこう言えることは無いが、これは仕方の無い所である。また寒い時期だけに脚元に十分注意しながらの調教が望ましい。今後はゲート試験を受け、それに受かれば併せの調教も行われる事であろう。いずれにせよここまでくればデビューは秒読みである。それまではどうか無事にいって欲しい。そしてキュートなその顔を１日も早く見たいものである。 ２００５年２月１５日（火） ２月も中旬、今日の関東地方は暖かく、桜の咲く季節を思わせる。愛馬アリエルも美浦に移動してからデビューに向けた調整を続けている。東京開催のデビューを予定していたようだが、これは延期され今月末からの中山開催でのデビューが予定されており、私が思うに初日の牝馬限定戦、もしくは３月５日あたりが濃厚かと思っている。ゲート試験もパスし、芝での調教も行っているアリエル。果たして芝、ダートどちらに適性があるのか？距離はどのくらいが適性なのか？デビュー前にどの馬にも思っていたことを今も考えている。デビュー前は勝手な想像をつい浮かべてしまう馬鹿丸出しのＫＡＺＵである。まずはデビューが先決で、結果はあとからついてくるものではあるが、デビュー前の馬は自信にとってはスーパーホースなのである。これもまた馬鹿な考えであるが、皆そうであると想像する。あと数週間の追いきりで調子を上げ、デビューを無事に果たして欲しいと思う今日この頃である。 ２００５年２月２１日（月） 立春を過ぎ春ももうそこまで来ている日本列島。しかし、冬将軍のおかげで北日本等は雪が降り続いている。そんな中、愛馬アリエルは今週末のデビューを予定している。出資を決めてから大分経つが、今までそれほど問題無く、順調にこぎつけられたと思う。時計を出し始めてから先週までで６本、全て馬なりだが、果たしてどうなの？と首をかしげてしまう。スクムことも無くなり良化されているとのコメントは聞いているが、動きなどのコメントをもっと聞きたいのが本音である。新馬戦は１回だけであるから仕上げて望むのか？それとも１回使ってからなのか？陣営の本音を聞きたいところである。しかし、デビューにまでこぎつけられた事には大変感謝している。今週の追いきりでどこまで仕上がるか？愛馬アリエルのデビューを今からそわそわしながら気にしているＫＡＺＵである。 ２００５年２月２５日（金） 昨晩の雪も朝にはやんだものの、１日中曇天だった関東地方。冬らしい気候だった。夕方、そわそわする気持ちを抑えてコンビへと走る。愛馬出走前日に必ず行う儀式である。なんてことはない、ただ新聞を買いに行くだけだ。家に戻り焦る気持ちを抑えアリエルの出走するレースの欄を見た。見る前には期待と不安の入り混じる中、印は付いているのだろうか？専門家のコメントは？結果は以外と高いものだった。印はあまりついていないものの、本紙▲の評価で、本紙の見解では良血と互角との評価。しかしこれ以上に嬉しいのが将来性で上位に押されていた事である。正直調教でも軽いところしかやっていないし、陣営のコメントも「まずまずの動き」とあるのでこの評価は以外だった。１枠１番だけにスタートダッシュがものを言いそうだ。しかしアリエルは１度使ってからの馬だと今は思う事にする。そして無事に回ってぃて欲しい。血統的に推測するところ芝向きではないかと思うし、明日は競争馬としてのスタートラインに立ったに過ぎない。しかし、出走するからには頑張って欲しいと思うＫＡＺＵである。アリエル！明日は応援に行くからな！！微妙だけど！？ ２００５年２月２６日（土） アリエルのデビューの日を迎えた。天気は良いが風が強く寒い関東地方。仕事の都合でやはり現地応援は叶わなかったので自宅での応援となった。テレビ中継を見ながらドキドキしている自分がいる。パドックで始めてアリエルを見たが一瞬しか写らない為良くは分からない。解説者は２人ともにアリエルを対抗にあげてくれていた。本当にこれは嬉しいことである。この時点で５．５倍の４番人気と上々である。しかし、人気通りにならないのが競馬。それも新馬戦ともなれば良く番狂わせはあるもの。１２時４５分、テレビの前で正座をして発走時刻を待つ。１２時５０分、ファンファーレと共に各馬がゲートに引かれていく。「やばいな〜」アリエルは嫌々をして後ずさり、しかし、２度目には何とかゲート入りし他馬のゲート入りを大人しく待っているようだった。全馬ゲート入りしゲートが開く。「どうか遅れませんように！」無事にスタートを切れた。ダートと言っても最初は芝を走るコースで、アリエルはダッシュ良く先団に取りつく。「なかなか良いスピードを持っているな！」内々をロスなく走るアリエル。非常にいい感じである。４コーナーも内々３〜４番手を追走し好位え直線を向くとここからが勝負だ。前を捕らえるかのような感じではあったが、残り２００ｍで脚色が鈍り４着でのゴールとなった。結果は残念ではあったが、正直ここまで評価が高くなるとは思っていなかっただけに嬉しく思う。スピードもそこそこありそうだし、レース慣れすれば勝ちあがるのも時間の問題ではないかと思わせるデビュー戦であった。「アリエル！お疲れ様。次走は応援に行くからな！」 ２００５年４月１１日（月） 昨日、３歳牝馬のクラシック第１弾桜花賞が開催された。華々しい雰囲気の競馬界もアリエルにとってはつらい春先となっている。２月にデビューを果たし、その走りから「これなら行ける！」と確信は得たものの、体ができ上がっていないため現在は美浦近郊で休養中である。今日の近況を聞く限り、復帰はもう少し先になってしまうようだ。デビュー前は順調に調教を重ねるアリエルだったが、１戦して飼い食いが悪くなり放牧へ出され、帰厩して１本時計を出した後には脚元の状態で再び放牧に出された。今は落ち着いているようだが果たしていかがなものなのか？デビュー後放牧に出た時、もう１，２週そのままで良かったのではないか？と今は思うが仕方がない。あと数週間後には戻れそうだが強い調教は出来るのだろうか？桜は散り始めているが、アリエルの春到来はもう少し先になってしまいそうな今日この頃である。 ２００５年４月２２日（金） ３歳クラシックも桜花賞、皐月賞と終り、いよいよ初夏の競馬に突入する。アリエルも疲労で放牧に出されていたが、先日美浦に戻ってきた。体調面も良好のようで出走態勢は直に整うとのコメントだった。早ければ来週末にもそれを予定している。しかし、ずいぶんと焦っているようにも思える。未勝利戦の開催中に勝ち上がらせたい気持ちは山々だが、今の時期に怪我をしては元もこもない。来週の追いきり次第では出走濃厚だが、センス＆能力はそこそこありそうなだけに慎重に調整してもらいたいのが本音である。しかし、東京開催に変り芝での競馬を予定しているアリエルだが、走りを見る限り適鞍と考える。早く見たいの半分、十分に調整してから望んでもらいたい気持ち半分と、複雑な気持ちで愛馬を見守るＫＡＺＵである。 ２００５年４月２９日（金） 今日の関東地方は初夏と言うより真夏のように暑かった。湿度こそ低めだが３０度をゆうに超えた。そんな中、夕方いつものようにコンビニに走った。いつも１７時頃に新聞が届くのだが、掛かり気味に店舗へ行ってしまう。届くまで雑誌を立ち読みしているのだ。愛馬出走の前日の恒例行事になっている。今日も店員が新聞を開封するのを見計らって、並べる前に購入した。家へ急ぎ足で帰ると、５Ｒの欄に目をやった。１８頭立ての４枠７番のアリエルに印はほぼ予想通りについていた。この時期の未勝利戦には初出走の馬もいれば、もう何戦も経験をしている馬までバラエティにとんでいる。今回もＳＳ産駒が３頭登録されており、前評判の高い馬もいる簡単なレースではない。アリエルも未だ１戦の経験だけに不安はある。ましてや調教で動いている訳でもないからだ。しかし、素質ありの評価は嬉しい限りである。他の専門紙の評価は不明だが、１，２番人気に支持されることはないだろう。その方がプレッシャーが掛からずに走れるので好結果を呼ぶことが多いのも事実だ。デビュー戦ではスタートもまずまずで、芝でのダッシュ力は良く豊かなスピードの持ち主である事が分かった。道中も好位でレースを進め、直線入り口では「行ける！」と思う程だった。しかし思うように伸び切れずに４着だった。今回は芝でのレースであり、アリエルにとって格好の番組と考えている。出遅れさえなければ好レースが期待できそうだが、果たして今回の作戦はいかに？と明日応援には行けないが必要以上に早起きしてしまいそうなＫＡＺＵである。 ２００５年４月３０日（土） 昨日の暑さを経験すると、今日は爽やかな気候となった。アリエルのレースは５Ｒで昼食の時間だ。今回も応援には行けずに自宅で結果を見ることになった。１２時４５分。結果を見て正直残念だった。芝適性はあると思っていただけに掲示板には入れると思っていたからだ。テレビで最後の直線だけを見る限り外側で前を追いかけるアリエルだが苦しそうに走っている。さすがに東京の坂はきつそうだ。デビュー戦でも中山の坂で止まってしまった。現状のアリエルには平な所を走らせてあげた方が結果はついてくると思う。しかし、今は経験を積む事が大事な時期。今回は調教本数も足りてないようだったし、次走に向けてしっかりと調教を積んで望んで欲しい。次走は中２週で同条件？もしくは新潟？と、ローテを気にかけるＫＡＺＵである。 ２００５年５月２７日（金） アリエルの３戦目が確定した。土曜日、東京・２Ｒの３歳未勝利戦（ダ１３００・若手騎手）だ。今回はダート戦への出走となる。前走後短期の放牧へ出て先週戻ってきたばかりで、追い切りも軽めに２本行っただけである。今回も追い切り不足はいなめないが、現状のアリエルは体がしっかり出来あがっていないので仕方がない。そんなアリエルでも専門紙の評価は上位である。デビュー戦の走りから見れば能力はそこそこありそうな感じに思えたし、未勝利戦なら好勝負と思っている。但し万全の態勢で出走できればの話しである。ずば抜けた力が備わっていれば話しは別だが、そうではないアリエルは軽い調教だけでは厳しいと考える。 ２００５年５月２８日（土） アリエルの３戦目は散々な結果に終った。仕事の都合で行けなかったためそわそわしながら結果を待っていた。１１時、ＪＲＡのＨＰを見て唖然とした。何故なら、いくら調教不足だからと言っても掲示板くらいには入れると思ってしまっていたからである。やはり甘かった。原因は？と考えれば、軽いダート、距離、その外にも考えられるが、やはり調教不足が１番の原因でないかと思う。レース→放牧→復帰翌週に出走が続いているアリエル。どう考えてもこれで勝てるほど競馬は甘くない。体が出来ていないから出走すると体調を崩してしまうのもいけないのだが、もう１、２週調教を積んでレースに望んでほしい。これでまた放牧のようではアリエルに未来はないようにも思えてしまう。 ２００５年６月２日（木） 先週デビュー３戦目を惨敗したアリエルは疲れが見れたため放牧へ出された。「またか！」と思う気持ちで一杯である。デビュー戦、そこそこの走りでこの馬の能力を少し把握した。しかし、２戦目は帰厩して即レースと仕上がっていない中でのレースに着順は８着だった。そして短期放牧を挟んで望んだ３戦目。どう見ても軽く２本追い切りをしただけに仕上がっているはずもなく、おまけにテンションが高かったようで出遅れた。そして今日の近況では疲れが見えたとのことでまたもや放牧へ出されてしまった。いったい何時になったら万全の態勢での出走が叶うのか？今回は少し間隔を開けるようだが、どうやらこれがラストチャンスとなりそうだ。同じ事の繰り返しにはやきもきさせられるばかりである。 ２００５年７月２３日（土） デビュー３戦を消化して思うような走りが出来ていないアリエルが明日４戦目を迎える。今日も夕方コンビニで新聞を購入してきた。３歳未勝利のアリエルはデビュー３戦目までは思うより評価が高く、期待の度を伺わせた。しかし、評価のような走りは出来ずに、走る度に着順は下がっていった。そして今回はほぼ無印の評価で、追いきりの評価も今一つだった。陣営も、前走負けすぎに弱気のコメント。出走、放牧の繰り返しでここまで未勝利のアリエルだが、今回も帰厩後２本の追い切りでの出走となった。ほぼ出走態勢は整ったとのことでの出走だが、タイム的にも納得できる仕上がりでない事は確かだ。ここを使って上積みを求めるのなら結果は付いてきそうな感じではあるが、果たして今回はどうだろうか？未だ子供の評価だけにまだ望みはありそうなアリエルの明日の出走を心配するＫＡＺＵである。 ２００５年７月２４日（日） 競馬はやはり甘くなかった。期待をしていないと言えば嘘になるが、アリエルの調教不足と、専門家の目は確かだった。１１着と惨敗に終った今回のレースは見ていないため、また直線競馬であることから通過順も分からない。比較的外側の枠だったので、スタートダッシュが良ければ外ラチ沿いを走ってこられる。しかし、アリエルはスピードはありそうだが二の脚は不足気味だ。帰厩即レースの今回は勝ち負けは期待していなかった。あわよくば掲示板とも思っていたがそれも叶わなかった。しかし、今回こそは放牧へ出すことはしないで欲しい。多少疲れが残ったとしても厩舎での管理を望みたい。そして中１〜２週で再度出走して欲しいと摂に願うＫＡＺＵである。未だ成長段階のアリエルよ！早く大人になって能力をフルに発揮せよ！！ ２００５年８月３０日（火） ８月も明日で終了。秋の気配を感じる季節となった関東地方。そんな中、アリエルが金沢競馬の交流戦に出走した。朝からそわそわしていたが、現地にいけるわけも無く仕事をしていた。１６時、結果を見て唖然とした。結果欄には中止の文字！怪我か？それとも？と思い通過順を見る。７番のアリエルだが通過順に馬番が無いのである。これは多分スタートできなかったか？スタート直後に騎手を振り落としたものと思った。後で映像を見ると、スタート直後に派手につまずき騎手を振り落とし競走を中止したのだった。少し嫌な躓き方の為、脚に影響がなければよいのだが。せっかく選出されたレースで失態のアリエルだった。躓いて落馬なら仕方ないが、気性の問題なら先は無い。調教師のコメントを聞くまで詳細は分からないが今後に不安の残る結果となってしまった。 ２００５年１０月７日（金） 今週から秋の東京開催が始まる。と言う事は現在の３歳馬にとっての未勝利戦が終了することを意味する。我が愛馬アリエルも厳しい状況下にある。デビュー戦を見た限りでは、まさかここまで未勝利のままとは夢にも思えなかったのが正直なところである。大きな怪我もなくある意味順調に使われてのこの結果には残念である。能力はそこそこあると思っていたのに、競馬はやはり難しい。色々思うところはあるのだが、現時点ではあえて伏せておくことにする。将来的にも多分書くことはないだろう。これもアリエルの運命として受け入れるしかないのである。現在放牧されているアリエルだが、順調に乗り込まれており、予定では近々入厩の予定である。福島の未勝利戦、もしくは地方交流戦がラストランとなりそうだが、その日に備えて準備を万全にして欲しいものである。まさに正念場！と言う言葉があてはまるアリエルだが、彼女はそれを分かる由もない。 ２００５年１０月２４日（月） 昨日は日記を書く気持ちでなかったが、２日経って気持ちが落ち着いたので書くことにした。最後のレースと思っていた今回のレースはローカルで平坦の芝１２００ｍ戦で現状のアリエルにとっては適鞍と思われた。初めてのブリンカーを装着して、走る気持ちを出させる作戦であった。しかし、調教ではタイムが出ておらず、また、専門紙の評価も低いものだった。案の定、結果は１０着と散々なものだった。これで３戦連続で着外となり１ヶ月の出走制限のペナルティを課せられた。とは言え、これで協議に入る可能性が高いため関係無いように思う。デビュー前、調教のコメントを見る限り、未勝利のまま終る馬だとは正直思わなかった。もう少し走らせてあげたい気持ちもあるが、これ以上無理はさせられない気持ちもある。正直諦めモードに突入しているＫＡＺＵである。 ２００５年１２月１９日（月） 各地で大雪が降っている師走。中央競馬を引退したアリエルは福山競馬に移籍した。福山競馬と言えば今まではアラブ馬専門の地方競馬だったのだが、最近サラ系のレースを始めたのだ。そんな中、昨日の６Ｒにアリエルが初出走を果たした。レースを映像で見ると、スタート直後に寄れたアリエルは中段からの競馬になる。しかし、向こう正面では徐々に進出して４，５番手の絶好の位置で競馬を進めた。４角手前では外から先頭の馬に並び掛けると、直線の叩きあいで首差凌いでゴール板を駆け抜けた。やっとのことで初勝利のアリエルだが、今後は勝ち癖をつけ、更なる活躍を期待したい。そして何時の日か中央のターフでその成長した姿を見せて欲しいと思う。「アリエルよ！良く頑張ったな！初勝利おめでとう！」と、元愛馬としてエールを贈りたいＫＡＺＵである。 |